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華やかな友禅や豪華な刺繍のほどこされた着物もいいけれど、 私は街中でさらりと着られる着物が好きだ。気負わずに着るためには、 柄は地味なくらいにシンプルなもの。ただし布そのものの質感と光沢には こだわって。
良い糸を使い、丁寧に織られた着物に袖を通すと、さらりと軽く、
けれどもしっとりと身体に添うて、まるで守られているような安心感と心地よさがある。
ぱっと見の華やかさのないかわりに、身にまとい身体を動かすと、その艶と
しなやかなラインが表情をつくり、
「ああ、これは身にまとって美しい着物なのだ」と気がつく。
もちろん、ただ眺めているだけでも十分に美しいけれど。
着物は手間のかかる高価なものだからと、その真摯な美しさに触れることが ないのは、なんだかもったいない気がする。 少しでも興味があれば、家で使うお皿を選ぶように気軽に手にとってみてほしい。 簡単なものではないからこそ、本当に自分の着たいもの、肌にあうものを選べたらいいな と思う。
着物を着る人も着ない人も、どうぞ一度、ギャラリー鄙美 hinami へ

ギャラリー鄙美 hinami 京都市中京区東洞院竹屋町東入461−4