治療方針

院長治療方針

方針イメージ

ヘルペス(帯状疱疹)の方は、後々まで続くことのある神経痛の予防に早期に強力な治療が 必要です。
→早期徹底的に治療する程、後々にヘルペス後神経痛を残さずに治療することが大切と考えています。

痛みの強い場合は抗ウイルス剤の点滴(1日3回)
 
併せて、持続硬膜外麻酔、星状神経節ブロック等も行います

  • 帯状疱疹(ヘルペス)について

    ①原因
    水痘・帯状疱疹ウイルス(水痘に比べ感染力は非常に弱い)による感染症です。とくに発疹水疱内には沢山のウイルスがいます。
    子供時に感染し潜伏していたものが、成人後、免疫力の低下等で再活性化して、神経をつたわり皮膚に発疹がでます。

    ②予防
    抵抗力の弱った人には、うつすことがあるので、局所を覆い、タオル等の共用はさけましょう。下着、タオル等はハイターに―晩浸す。熱風乾燥する等で消毒することで予防しましょう。
     
    ③症状
    生命にはかかわりませんが、非常に強い痛み・しびれが長期にわたり続くことのある
    「つらい病気」です。
    通常は、片側の限局した痛み・発疹で気付きますが、稀に発疹が少なく、痛みだけが強いことがあります。逆に全身に発疹が出ることもあり、注意が必要です。
     
    ④検査
    血液検査にて血中のヘルペス抗体価が上昇していることを確認し、診断を行います。
     
    ⑤ 再発について
    再発することは少ないですが、糖尿病・膠原病・癌の患者さん・高齢者で弱った方等は再発し、重症化することがあります。中でも、過労で発病することが一番多いといわれています。
     
    ⑧治療について
    通常の鎮痛剤は効果が少なく、特殊な注射・内服・外用・坐剤等を用いることになります。
    早期に強力な治療(高価ですが、抗ウイルス剤を1日3回点滴注射する等)を行うことが、後々まで続くことのあるヘルペス後神経痛を予防するのに有効です。
    痛みの強い場合には、肋間神経ブロック・持続硬膜外麻酔・星状神経節ブロック・イオントフォーレシス等を行います。

  • ヘルペス治療のカウンセリング

    疑問・質問のある方は院長までお申し出ください
  • デマンド型喀痰自動吸引装置

    気管切開を受けている患者さんで、夜間でも 気管内喀痰の吸引を要する方の治療管理に用いております。気管切開を受けられた患者さんは、痰の量が多く、頻回に吸引しても常に痰がない状態に保つのは難しくなっています。デマンド型喀痰自動吸引装置では、日中、夜間でも、さらには、痰が溜まったり、咳をすると、そのことを検知し、自動的に痰の吸引を開始し、吸い終わると、即座に吸引が自動停止します。